2010年10月22日金曜日

体罰

今日、学校にいつものように登校をし

いつものように授業を始めた。

でもなにかいつもと生徒たちの様子が違う・・・


なぜだ?

なぜこんなにも静かなんだ?




よくわからんけど、みんなやっとまじめに授業を聞いてくれるようになったのか??

それともほかになんか理由があるのか?



あまりに静か過ぎて逆にやりづらい!!

なんてことはなく、順調に授業をしていると


コンコン!コンコン!




教室のドアをノックする音が聞こえる


生徒が遅刻してくることなんか日常茶飯事なので、いつものように生徒が遅刻してきたと思いドアを開けると



そこにはアカデミックマスターが立っていた。





俺に何も断りもいれずに


教室にいる生徒の約3分の2を外に連れていこうとします。


これでは授業にならんと思い、連れて行く理由を聞いてみると


「こいつらはよく遅刻したり、欠席したりするから罰を与える。」


といいました。


そのときピーーンと来ました。

これか!今日こいつらがものすごく静かだった理由は。


体罰。。。


もう赴任して3ヶ月弱になりますが、一切慣れません。

もちろん俺は体罰をしません。

それは

・日本じゃ体罰が行われていないから、タンザニアでも生徒に体罰を与えるべきじゃない

・体罰を与えなければならないのは教師の教え方に問題がある

・ただ単にいい人ぶりたい


なんてことは思ってないんです。(3番目は少しあるかも



ここから先は

俺個人的な意見なので

聞き流してほしいんですが


別に俺は体罰に反対しているわけじゃないんです。



今、タンザニアでは法律で体罰を行うことを禁じています

そういった面では、体罰は悪いのでしょう


でも、現段階で体罰を一切しなくなったらどうなるのか?

きっと勉強の嫌いな生徒たちは一切勉強しなくなるでしょう。


仮にここが日本であれば勉強をしない生徒はほっとけばいいのかもしれません。

日本だったらいくら勉強ができなくても、就職できなくても、バイトしたりして食べることに困るってことはないでしょう。


でも、ここはタンザニアで、毎日昼ごはんを食べることができない子供たち、マラリア汚染地域にもかかわらずマラリア予防薬を買うことができない人であふれています。

そしてタンザニアは学歴社会。勉強さえできれば就職には困らないらしい。



だったら、生徒にいやいやでも勉強をさせるっていう考えをもって体罰をするのにもなんとなく筋が通ってるって気がするんです。



でも

これは教師がやる気にあふれていて、生徒たちの将来をしっかり見据えた上での体罰って話です



じゃぁ、現状はどうなのか??

俺の赴任先の先生たちは生徒に板書させて授業をしない教師、職員室でDVDを見て笑い転げている教育実習生が多いです。その中で行われる体罰は筋も通っていないただの暴力に見えるから俺はその体罰に慣れません。



でも、今日俺の授業をつぶしてまで遅刻、欠席をよくする生徒たちに体罰を与えることは大切なのか?




俺の中で答えは0コンマ02秒で出ました。


答えは


NO~~~!!!!


ってことで、生徒たちに体罰を与えることに反発しました。



俺の言い分は「今は俺の授業だから体罰はさせない!」

相手の言い分は「学校の方針だ」


5分くらい教室の前で話し合いをしていましたが

最終的に向こうが折れてくれて授業を続けることができました。


別に正義感で生徒を殴らせないっていう気持ちがあったわけじゃないんです。

結局、俺の授業が終わった後生徒たちは体罰を受けていましたから・・・・。



俺が今日したことに何か意味があったのかどうかは、わかりません。ただ体罰を授業後にしてもらうことで生徒たちの勉強する時間は守れたんじゃないかなって思っています。



なんかまとまりのない文章をだらだら書いてしまいすいませんでした。

1 件のコメント:

  1. 体罰。。。難しい問題だな。。。
    小学校の時、泣きそうな顔でビンタしてる先生がいたなぁ、、、愛だね~。その位思われて殴られるなら幸せだけど、、、体罰は良いか悪いかで論議したら、結局悪いに落ち着かざるをえないんだろうなぁ、、、

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