2010年10月26日火曜日

体罰~その二~

今日もまた体罰ネタですいません

今日の朝の話で

いつものように授業を行っていると隣のクラスが異常に盛り上がっている。

教頭が授業をしているんだけど

うるさい。。。

でも、なんか面白いトピックでもやってんだろうなぁ


ってことで、

俺の授業後、まだ教頭は授業をしていたので見てみました。

そのトピックは

「LOVE」

なるほど。確かにお年頃の生徒たちには刺激的なないようだな。。。

これなら盛り上がってもしょうがないなぁ


な~んてことを考えて職員室に戻ると

「こーしろ!大丈夫か?なんでお前のクラスはあんなに騒いでいたんだ?」

「あ?あれは俺のクラスじゃなくて隣のクラスだぞ」

「でも隣のクラスは教頭だろ?あんなに騒ぐわけはない!お前のクラスだ」

「いや、違うって。あっ!次の授業始まるから!」

といって、なにか引っかかるけど授業に行った。

なんか嫌な予感はするが授業をしないわけにはいかない。



授業をしているとさっき騒いでいたクラスの生徒全員が教室の外に出されている

やっぱりなんか気になる!

「ちょっとこの問題解いて待ってってくれな!」

と生徒に言い残し、罰の原因がなにか聞きに行ってみると

「お前のクラスでうるさくしたから罰を与えるんだ」

やっぱりかぁ


だからちげぇって言ったじゃん!

ってことで、また体罰をするかしないかで教師と言い合いをしました。

もちろん今回も俺が絶対に正しいと思っているので引くわけにはいきません。


でも

タンザニア人の先生に現場から引き離されてしまい

結局生徒たちは凄まじい体罰を受けてしまいました。


俺が止めに入ったから余計に体罰をする先生の感情はヒートアップしてしまったみたいで

いつもの3割増しの勢いでの体罰・・・


ごめんな。俺のせいで・・・。俺が初めからしっかり説明しとけばこんなことにはならんかったのにな・・・。



そんなことがあったから、ちょっと今日はへこんでます。。。

2010年10月23日土曜日

食事

今回はタンザニアの名物料理を紹介します。


まずはじめに

Chips mayai(チップスマヤイ)

最近のお気に入り料理です。

これは作り方が結構簡単でフライドポテトを作ります。完成したら油を引いたフライパンにいっぱいに敷き詰めます。

後はタマゴを入れて焼き、片面焼けたらひっくり返してもう片面も焼いて出来上がり!!

タンザニアのお好み焼き的存在です。。。


週に3回くらいこれを食べてます。


                         Chips mayai




お次に

Pilau(ピラウ)


これは店によって当たり外れがあります。美味しい店もあれば・・・・って感じですね。

どこの店にも大抵あります。

作り方は米を炊くときに色々な香辛料や調味料を加えて炊きます。

Mtwara内にある店の中で一番おいしいPilauを紹介します

                             pilau

これがピラウです。美味しそうでしょ?

このPilauを崩していくと





牛肉が出てくるんです!!!

どの店で食べても肉が入ってるわけじゃないんですが、ここの店は特大の牛肉が入っています。

タンザニアでは珍しく肉がそれほど硬くないんですよ!!

最近は二週間に一回くらいのペースでこのピラウを食べてます。




あと外食で好きな食べ物は特にないので自炊の話をします。

今日は同期のHiroto君が我が家に泊まりに来ています。

彼は料理がとても上手なので夕飯にリゾットを作ってもらいました。

                     Hiroto作 鶏肉とトマトのリゾット

めっちゃくちゃ美味かったです。

レシピを紹介します。



鶏肉とトマトのリゾット

材料:Nyanya(トマト)5個 Pilipili hoho(ピーマン)2個 Vitunguu(玉ねぎ)2個 
    Kitunguu saumu(ニンニク)2欠片 Pilipili(トウガラシ)1個 米3合 
    Kuku(鶏肉)もも肉2つ chunbi(塩)少々

まず、鶏もも肉食べやすい大きさに切り、熱湯で茹でます。

次に米とトマト以外の材料を細かく切ります。

細かくしたら、中火くらいでじっくり炒めます。焦げ付かないように注意してください。
その間にトマトも一口サイズに切っておきます。

玉ねぎに火が通ったら、塩を少々加え味を調え、トマトと米を加え全体に馴染むように混ぜ合わせます。

最後に鍋の中に鶏もも肉を茹でた茹で汁(適量)と鶏もも肉を加え、蓋をして10分くらい炊きます。

その後2分から3分蒸らしたら出来上がりです!!!



約3合米を二人で完食!

Hiroto ごちそうさまでした。

2010年10月22日金曜日

体罰

今日、学校にいつものように登校をし

いつものように授業を始めた。

でもなにかいつもと生徒たちの様子が違う・・・


なぜだ?

なぜこんなにも静かなんだ?




よくわからんけど、みんなやっとまじめに授業を聞いてくれるようになったのか??

それともほかになんか理由があるのか?



あまりに静か過ぎて逆にやりづらい!!

なんてことはなく、順調に授業をしていると


コンコン!コンコン!




教室のドアをノックする音が聞こえる


生徒が遅刻してくることなんか日常茶飯事なので、いつものように生徒が遅刻してきたと思いドアを開けると



そこにはアカデミックマスターが立っていた。





俺に何も断りもいれずに


教室にいる生徒の約3分の2を外に連れていこうとします。


これでは授業にならんと思い、連れて行く理由を聞いてみると


「こいつらはよく遅刻したり、欠席したりするから罰を与える。」


といいました。


そのときピーーンと来ました。

これか!今日こいつらがものすごく静かだった理由は。


体罰。。。


もう赴任して3ヶ月弱になりますが、一切慣れません。

もちろん俺は体罰をしません。

それは

・日本じゃ体罰が行われていないから、タンザニアでも生徒に体罰を与えるべきじゃない

・体罰を与えなければならないのは教師の教え方に問題がある

・ただ単にいい人ぶりたい


なんてことは思ってないんです。(3番目は少しあるかも



ここから先は

俺個人的な意見なので

聞き流してほしいんですが


別に俺は体罰に反対しているわけじゃないんです。



今、タンザニアでは法律で体罰を行うことを禁じています

そういった面では、体罰は悪いのでしょう


でも、現段階で体罰を一切しなくなったらどうなるのか?

きっと勉強の嫌いな生徒たちは一切勉強しなくなるでしょう。


仮にここが日本であれば勉強をしない生徒はほっとけばいいのかもしれません。

日本だったらいくら勉強ができなくても、就職できなくても、バイトしたりして食べることに困るってことはないでしょう。


でも、ここはタンザニアで、毎日昼ごはんを食べることができない子供たち、マラリア汚染地域にもかかわらずマラリア予防薬を買うことができない人であふれています。

そしてタンザニアは学歴社会。勉強さえできれば就職には困らないらしい。



だったら、生徒にいやいやでも勉強をさせるっていう考えをもって体罰をするのにもなんとなく筋が通ってるって気がするんです。



でも

これは教師がやる気にあふれていて、生徒たちの将来をしっかり見据えた上での体罰って話です



じゃぁ、現状はどうなのか??

俺の赴任先の先生たちは生徒に板書させて授業をしない教師、職員室でDVDを見て笑い転げている教育実習生が多いです。その中で行われる体罰は筋も通っていないただの暴力に見えるから俺はその体罰に慣れません。



でも、今日俺の授業をつぶしてまで遅刻、欠席をよくする生徒たちに体罰を与えることは大切なのか?




俺の中で答えは0コンマ02秒で出ました。


答えは


NO~~~!!!!


ってことで、生徒たちに体罰を与えることに反発しました。



俺の言い分は「今は俺の授業だから体罰はさせない!」

相手の言い分は「学校の方針だ」


5分くらい教室の前で話し合いをしていましたが

最終的に向こうが折れてくれて授業を続けることができました。


別に正義感で生徒を殴らせないっていう気持ちがあったわけじゃないんです。

結局、俺の授業が終わった後生徒たちは体罰を受けていましたから・・・・。



俺が今日したことに何か意味があったのかどうかは、わかりません。ただ体罰を授業後にしてもらうことで生徒たちの勉強する時間は守れたんじゃないかなって思っています。



なんかまとまりのない文章をだらだら書いてしまいすいませんでした。

2010年10月20日水曜日

図形

今、俺は学校で

3年生にCirclesを、2年生にPythagoras thoremを授業しています。



日本とは違いコンパスを持っていない生徒

定規を持っていない生徒が大半なので、
一つの定規、コンパスを周りの生徒と共有して使うため

円を一つ書かすだけで5分くらいかかります。


生徒たちのコンパスや定規の貸し借りは



持っている生徒が持っていない生徒に





定規やコンパスを投げるんです







Hatari !! HATARI !!!  Acha ! Acha !!
(危ない!危ない!! やめろ!やめてくれ!!)


って、毎授業叫んでいますが

一向にやめる気配がありません・・・・。

そのうちけが人が出そうです・・・・。



何とかして止めさせないといけません。。。




俺 「どうすれば物を投げるのやめさせれるかねぇ?」

と、同僚の先生に聞いてみたところ

「そんなこと簡単だよ 
    罰を与えれば生徒たちはもうやらないよ。」


との答えが返ってきました。


俺 「いやいや、体罰以外の方法で何かないかな?」

同 「そんな方法ないね。」

・・・・・

言い切られました。



でも

もし止めさせることができたなら

先生たちに体罰を使わなくても生徒を指導することができるってことに

気づかせるチャンスなのかもしれない!


と、思い、コンパスを使わなくても円を書く方法を3年生に30分かけて教えました。



俺 「こうやってな、ヒモや紙があれば円をきれいに書けるんだぞ。」

生徒たち 「おぉ!!!すげぇ!」

俺 「よし!じゃぁ、授業を進めるな。円をひとつ書いてちょうだい。」

ぽ~~ん (コンパスが宙に舞う音)



おい!!
なにも伝わってないのか!?


俺 「もう一度説明するぞ!」


・・・・

・・・・ ・・・・


あれから一週間たちますが


まだ俺の目を盗んではコンパスが宙を舞っています。。。


はぁ・・・。もっと頑張らないかんなぁって思ってしまいます。。。


愚痴っぽいことを書いてしまい申し訳ありませんした。。。

2010年10月17日日曜日

タンザニアの乗り物

前に書いたかどうかわすれましたが、

今住んでいる家から職場のShangani Secondary School(略してSSS or 3S)まで徒歩で約1時間かかります

徒歩で行けば通勤路でマンゴーの木やヤシの木、バオバブの木(大して珍しくはないが)を見たり、生徒たちと出会いながら通勤できます

ほかの交通機関を使った場合は時間を大幅に短縮できるものもあれば、むしろ徒歩のほうが速くなってしまうものもあります



まずタンザニアの交通手段としてダラダラ、ピキピキ、バジャジ、タクシー、バスと呼ばれる乗り物たちがあります

・ダラダラ

写真のなかの車が通称ダラダラと呼ばれるいわゆるバスです

ダラダラはDar es salaamでもMtwaraでも見かける結構メジャーな乗り物です

車正面に書かれてるS/KUUとK/RAGEが目的地。

(S/KUU・・・Soko kubwa  大きな市場
K/RAGE・・・??? すいません。よくわかんないです)

もちろん決まった時間に出発するわけではなく、車内が人で満たされるまで出発しない。

日本ならすぐにお巡りさんに捕まる人数を乗せる。

速度はびっくりするほど遅い時もあれば速い時もあるらしい・・・

料金は良心的で一律250Tshか300Ths。

乗り心地は最低レベル。




・ピキピキ

いわゆるバイクタクシー

運転手に行き先を告げて、値段交渉。
※外国人には相場の二倍以上の値を提示してくることが多々あるので注意が必要。

速度は平均40km/h。路面状態がそこまでよくないのでこれくらいの速度がちょうどよい。

乗り心地はバイクが好きな人なら最高です!




・バジャジ


三輪車タイプのバイク?タクシー。
ピキピキと同様、運転手に行き先を告げて値段交渉。
速度はメーターが付いてないため測定不能。
※運転手によってはスピードを出し過ぎる場合もある。
運転手によって乗せてくれる人数は異なるがMAXで4人後部座席に乗れます。
※韓国人のみなさんはもう少し多く乗ってたような・・・
乗り心地はあまり良くないがマリ〇カートに乗っているような気分が味わえる。
タクシーは日本のそれとほぼ一緒みたいなもんです
バスは乗ったことがないので何とも言えないです。
通勤にピキピキかバジャジを使うと家を出て15分くらいで学校に着くが
ダラダラを使うと
1時間半
かかります
出発時間も決まってないし、出発したと思いきやガソリン入れだすわ、朝の便は名前の通り
ダラ、ダラ、ダラ、ダラ・・・・
歩いてる人を見かけると乗るかどうかを確認しているから
全然進まない・・・
といった理由で俺は毎日歩いて出勤しています
あっ、寝坊した時はピキピキを使ってます

2010年10月16日土曜日

えっ??   

昨日のことですが

近所のおばちゃんにクレームをいただきました



飲食業の経験があり、多少のクレームには慣れてはいたのですが

さすがに

スワヒリ語のクレームは受けたことがなかったので

びっくりしました




夕方4時ごろ家のドアをたたく音が聞こえる

ドン!ドンドン!!!

おれ       「はいはい!ちょっとまってねぇ」

ガチャ

おれ       「なに?」

おばちゃん   「ちょっと!!あんたの家きたないわよ!!」

おれ       「えっ!?」

おばちゃん   「だ~か~ら~!きたないの!わかる!?きたないの!」

おれ       「あ~、家の中はきれいだぞ。見るか?」

おばちゃん   「家の中じゃなくて庭よ!庭!!掃除してんの?」

おれ       「あっ、そっちね。明後日休みだから明後日やるよ。ごめんね」

おばちゃん   「明後日じゃなくて今日やんなさいよ!!早くしてよね!!」

おれ       「わかったよぉ!」


でもなぁ、今日はいっぱい散歩したし疲れたしなぁ・・・

明後日でもいいかぁ

なんて考えているうちにうとうとしてきて、いつの間にか昼寝を


・・・

・・・ ・・・

・・・ ・・・ ・・・

パチッ、パチッ

う~ん、今日は一段と暑いなぁ・・

パチッ、パチッ

ん?何の音だ?

パチッ!パチッ!


あれ7時前なのにまだ外が明るいぞ?



っと外を部屋の窓から見た景色がこれ


おっ!?

おおお!!!

庭が燃えとるじゃないか!!

放火か!?

寝ぼけてる場合じゃねぇ!!

速く外に行かねば!





結構、激しく燃えていました

まぁ火が家に移る気配もないので原因を考えてみると


・・・・


あっ!!

あのおばちゃんもしかして!!




そうなんです

あのおばちゃんが俺の家の庭を掃除してゴミを燃やしてくれたんです




本当にごめんなさい

これからはきちんと庭の掃除もやります。

2010年10月14日木曜日

国家試験

タンザニアの南東部にあるムトワラに来て教師を初めて二カ月半くらい経ちました

俺はsecondary school に赴任して2,3年の数学を教えています



今でも毎日生徒からのイレギュラーな質問に翻弄され続けています


授業中に急に思い出したように


生徒 「彼女はいるのか?」

俺  「いやいや、いないから」
 
生徒たち   爆笑

こんなやり取りを赴任当初は毎日していました


俺の任地の学校は結構生徒が多いのか一クラス40人から80人の生徒が一つの教室に所狭しといるわけです。

まぁ実質学校に登校してくる生徒は三分の二くらいですが・・・


このクラスはだいたい70人くらい生徒がいます。


恥ずかしがり屋+人見知りの俺にとってこの大人数を相手にするのには毎回結構な勇気が必要となるんですが


二か月もたつと


まぁ慣れてくるんでしょうね


最近は70人のクラスでも声を張り上げて授業をしています



でも

先週は

久々にガチでテンパりました


詳細は

先週4年生の国家試験が行われました。

この試験で良い成績を得ることのできた生徒は来年Aレベルに進学できます

タンザニアの教育制度はprimary 7年 secondary Oレベル 4年 secondary Aレベル 2年 college 3年 だったと思います

このうち義務教育はprimaryだけです

後々大学に進学したい生徒はこの国家試験で良い成績を得ることが必須になってきます


俺の仲の良い生徒も毎日勉強を頑張ってたので是非受かってほしいものです




それはさておき国家試験ですから写真のように生徒でパンパンに詰まった教室では行うことが不可能です

そこで他学年の教室も使用して国家試験が行われました


その結果



俺の担当する二年生たちは3クラスが一つの教室に集められてきました





一クラス50人くらいいますから

3クラスで・・・・・





いやいやいやいや  無理だって 笑

って内心思ってました



でも

フランスの英雄ナポレオンさんは言いました

「我が辞書に不可能の文字はない!!!」


・・・この言葉

タンザニア人にも当てはまるようです

彼らは俺の中の不可能を見事可能に変換してきました


約150人


一つの教室に入るもんなんですね

上にある写真の中の生徒たちを二倍にしたらどうなるか想像してください

ね!

すごいでしょ!!


その光景は本当に圧巻でしたが

残念ながら写真に収めることはできませんでした

また機会があれば挑戦したいです



150人相手の授業

大学の講義でもそんな大人数相手にする講義は少ないと思います


いやぁ緊張しました

2010年10月13日水曜日

マサイさんとマコンデさん

タンザニアには多くの100種類を超す部族が共存しています。

人数が他よりも飛びぬけて多い部族がなかったため、その昔は内戦を回避できていたらしい

初代タンザニア大統領の政策で今では各地に色々な部族が生活できるようになったらしいです


その部族の中には、あの有名なマサイ族さんたちも入っています

マサイ族はアフリカ東部を拠点としている遊牧民族で、成人男性は牛の放牧と猛獣退治以外の仕事をしないことが誇りであるらしい・・・

国境を気にも留めずに行き来することは現代社会ではとても厳しくなっているらしく少しの社会問題になっているとかいないとか・・・


ほかにもゴゴ族やらスクマ族、ハヤ族、ニュキュサ族、マコンデ族と本当に色々な部族が住んでいます




その中でも俺の一番のお気に入りの部族がマコンデ族です



彼らの部族の伝統工芸は木彫りで現在でもタンザニア内の木彫り職人のほとんどはマコンデ族が占めているらしい




本当に一つ一つを手作業で彫っていて




木彫は一回でもミスったらやり直しがきかないのにこのクオリティの高さ!!

素晴らしい!!

最高だ!!




彼らのモチーフは主に精霊、野生動物、人間なんですって


日本にも三重県伊勢志摩にマコンデ博物館があるので気になっ
た人は行ってみたらいかがですか?